
The 61st Annual Meeting of the Japanese Pediatric Hip Society
第61回 日本小児股関節研究会
会長挨拶

会長 小林 大介
兵庫県立こども病院 リハビリテーション科
整形外科部長
この度令和4年6月9日(木)、10日(金)の両日にわたり第61回日本小児股関節研究会を開催させていただきます。伝統ある本研究会を開催させていただくことを大変光栄に存じています。当初予定していた従来通りの研究会の開催はコロナパンデミックが収束せず断念しましたがWeb開催という最近流行の形態で行わせていただきます。
充実したプログラムが出来上がりました!当初、登録演題数が少なくひやひやしましたが締め切り間際にたくさんの演題のご登録をいただきました。大変感謝いたします。各演題を見ておりますとDDH, 麻痺性股関節脱臼、検診など非常にバラエティーに富んでおり、小児股関節という小さい枠の中に様々な問題点があることを痛感させられます。今回の研究会を通して先生方の学術的、臨床的活動に少しでもサポートになればと考えます。
そもそも本研究会の発足当初は【学会ではできない討論を時間をかけてゆっくりやりましょう】というコンセプトであったと聞いております。一方向の発表だけではなく討論が大事と考えております。よって一般演題では討論時間を3分と少し長めに取らせていただきました。ただ発表時間に関しては4分(症例報告は3分)と短くしております。北米小児整形外科学会(POSNA)では講演時間がすべて4分です。短い時間で自分の言いたいことを簡潔にまとめるというスタイルで行われており、今回はそれを参考とさせていただきました。
皆様のお顔を実際に拝見できないこと、懇親会でお酒を飲みかわすことができないことは大変残念ですが、本当に有益な研究会だったと言われるようにしたいと思っておりますので何卒ご協力よろしくお願い申し上げます!
2022年5月